ドローンを操縦する際、私が一番恐れているのが、墜落や暴走により人を死傷させたり、物を壊してしまうことです。

幸い他人に対する人身事故や物損事故はまだ起こしていませんが、機体を墜落させたことは何度もあります。もちろん、その多くはドローンの操縦を始めた初期の頃の話で、ここ数年は墜落させていませんが、それでもヒヤッとしたことは多々あります。事故(ヒヤリを含む)の大半は、操縦ミスや機器不良、外部要因(突風等)等で原因がはっきりしているのですが、空中で突然姿勢を崩す等、今現在原因が(ある程度の推測はしていますが) 確定できていない事例も存在します。

上空を電子制御で飛行させるドローンの事故を完全に防ぐことは出来ないのかもしれませんが、それでも可能な限り安全を確保することはドローンの運転に携わる者にとって一番大事なことだと思います。

ドローンの事故防止対策には様々な方法がありますが、比較的実行し易い対策は以下の通りです。
1.マニュアルモードで十分な操縦練習を行う(パラシュートコードの利用)
2.安全機能(フェイルセーフ、ゴーホーム等)の活用
3.安全教育(事故事例の把握やシミュレーション)
次回からは、各対策についての詳細を説明したいと思います。